眼精疲労とココロのおはなし

眼精疲労とココロのおはなし

パソコンやスマートフォンを使うことによるカラダへの負担は周知されていますが実はココロのダメージにもつながっています。
カラダへの負担は眼精疲労ばかりではなく肩こりや姿勢の悪さにもつながっています。
このような症状は、実は頭部の血行不良を引き起こしています。
血液は酸素や栄養素など大切な成分を運ぶ働きがありますが頭皮が血行不良になると頭皮のコリを引き起こします。
眼精疲労と頭皮のコリは深いつながりがあるため、どちらもほぐす必要があります。

VDT症候群…パソコンなどのディスプレイ(VDT:ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)を使った長時間の作業により、目やカラダやココロに影響のでる病気で、別名 “IT眼症(がんしょう)” とも呼ばれています。

目の症状はあるの?

具体的な目の症状
  • 目が疲れる
  • 目の痛み
  • 目が乾く
  • 目がかすむ
  • 物がぼやけて見える
  • 視力低下
  • 肩コリ
  • 首から肩、腕が痛い、だるいなどの症状が起こる
  • 慢性的になると、背中の痛み、手指のしびれなどいろいろな症状に進展する

ココロにも影響するってどういうこと?

イライラ、不安感をまねいたり、抑うつ状態になる。
特にSNS依存でココロのダメージを受けている人も多くなっています。
自身の生活の中でインターネットが占める割合が大きくなればなるほど、その起伏をコントロールすることが難しいようです。気分の落ち込みを感じ始めても、そのままネットを開いて自分をより一層落ち込ませてしまうのです。
負のスパイラルに陥ったときもインスタなどを開いては、他人と自分を比較してしまい、自己破壊行動をしてしまうようです。
そのような状態が続き抑うつ状態に陥っているのです。

だから、眼精疲労がココロにも影響するということなのですね!具体的な解消法ってあるの?

眼精疲労の解消法

まばたきを意識して休憩をとる

・仕事で長時間のパソコン作業など、集中して文字や画像を追う作業が続く場合、1時間に10分程度の休憩をとって眼を休める意識をしましょう。

・まばたきをすると眼のまわりの筋肉がストレッチされるので、ドライアイ予防にもなるので意識的にまばたきをしましょう。

蒸しタオルやホットアイマスクで眼をリフレッシュ

集中したり眼を酷使した時、眼に通常より多くの血液が送り込まれ、眼の血管が拡張し、充血や痛みなどが起こることもあります。

その場合は冷たい水でしぼったタオルなどをのせて冷やすと、症状がやわらぎます。
逆に眠る前など休める時間には水に濡らしたタオルをしっかり絞って、電子レンジで約40秒(600w目安)加熱した蒸しタオルで眼を温める方がおすすめです。 温めることで血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれ、リラックスできます。

眼の周りには交感神経から副交感神経に切り替わるスイッチがあるので、温めることでリラックスした状態にもなります。

市販のホットアイマスクなら携帯にも便利です。

疲れ眼をほぐす眼の体操

眼の体操は、眼の筋肉を刺激して疲れをほぐします。但し、やりすぎは禁物なので心地よいと感じる程度にしておきましょう。

眼球を上下左右に動かしたり、眼をぐるぐる回すなどの簡単な動きでも効果があります。

ほかにも、眼をぎゅっと強く閉じたり、パチパチまばたきをしたり、眼の上に軽く手を覆ったりという動きも、眼の疲れにおすすめです。

遠くを見る

眼のまわりの筋肉をほぐす動きやストレッチをすることで、疲れ眼の改善やリフレッシュにつながります。
遠くをぼんやり眺めることは眼の緊張を和らげます。

近くを見ると緊張する毛様体筋は、近くを見続けると緊張して凝り固まってしまい疲れ眼の原因になり、遠くを見ることは毛様体筋がゆるむことになるので、眼の筋肉のリラックスになるのです。

山など緑のものを見ると目に良い

目が色を知覚する仕組みからも、緑は「目にいい色」なのです。

色彩心理学においても、緑色は気持ちを安定させ、心や体の緊張をゆるめる効果があるとされています。体の緊張がほぐれれば、目も筋肉もゆるみやすくなります。

緑色は、心理的な作用として、目の緊張をほぐし、その疲れを癒してくれる効果も期待できということになります。

高速道路の表示看板が緑色なのは、長時間運転の疲労を緩和するためです。

「遠くの緑」なら、疲労回復効果がさらにアップ!

そうとなれば、目の疲労回復のために、緑あふれる今の季節を利用しない手はありまので、積極的に外出して、身の回りの自然が織りなす緑を堪能しながら、日頃の目の疲れを解消するのもいいのではないでしょうか?

その際、目の前の木々や草花の緑を見るだけでなく、できるだけ「遠くの緑」を見るのがお勧めです。というのも、近くよりも、遠くを見るときのほうが、目の筋肉をゆるめることができるからです。

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